目の下がふっくらしていると、目元がかわいらしい印象になります。目の下の膨らみのことを「涙袋」と呼び、ヒアルロン酸注射によって作ることが可能です。まずは、ヒアルロン酸注射による涙袋形成について詳しくみていきましょう。

目の開きが悪い状態のこと

ヒアルロン酸注射による涙袋形成では、ぷっくりとした涙袋を作ることでかわいらしいお顔に近づけます。涙袋があると目が大きく見えたり優しそうに見えたりと、良いイメージを持たれることが多いです。そのため涙袋に憧れている女性は多く、中にはメイクで涙袋を作る方もいらっしゃいます。
かわいらしい目元にするために重要な涙袋ですが、ヒアルロン酸を注入するだけで作れるため、施術時間が短くダウンタイムも比較的短いのが特徴です。他の美容整形に比べて手軽に受けられるのも魅力といえます。また、ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分のため、安全性が高いのもポイントです。手術を受けるのには抵抗がある、体に異物を入れたくない方にも、ヒアルロン酸注射による涙袋形成はおすすめできます。

すっぴんでもかわいい目元になれる

普段からメイクで涙袋を描いている女性は多いでしょう。しかし、うまくメイクができなかったり、時間がかかったり、涙袋用のアイテムを揃える必要があったりと、毎日のこととなると意外と負担が大きくなります。
ヒアルロン酸注射による涙袋形成は、一度施術を受けると半年〜1年ほどは効果が持続するため、毎朝のメイクの負担が軽減されます。また、メイクを落としても愛らしい目元をキープできるため、お泊まりや温泉旅行などのどんなシーンでもかわいい自分でいられます。

涙袋のある人とない人の違い

涙袋がある人とない人の違いは、上図を見ていただければわかるでしょう。涙袋があると明るく活発でかわいらしい印象になりますが、涙袋がないとあっさりとした印象になってしまいます。また、涙袋があると若々しいイメージを持たれることが多いです。
涙袋は小さい部位ではありますが、お顔の印象を変える重要なパーツといえます。綺麗系よりもかわいい系のお顔になりたい方、涙袋メイクを卒業したい方、愛され顔になりたい方は、ヒアルロン酸注射による涙袋形成が適しているでしょう。

こめかみヒアルロン酸注入は、こめかみのへこみにヒアルロン酸を注入することで膨らませる治療法です。加齢によってヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンなどが減少すると、皮膚がたるむようになります。同時に、脂肪も減少することで、骨格に沿って落ち込んでへこみが生じるのです。

まずは、こめかみヒアルロン酸注入の特徴について詳しく見ていきましょう。

こめかみをふっくらとさせて若々しい印象に導く

こめかみヒアルロン酸注入には、こめかみをふっくらとさせることで顔の輪郭を整え、若々しい印象を与える効果が期待できます。こめかみのへこみは、骨が出っ張ることで老けた印象を与えます。ヒアルロン酸注入によってこめかみの凹みを改善すると、若々しい印象を取り戻すことができます。

横顔に自信を与える

こめかみのへこみだけではなく、頬骨が出ている、頬がへこんでいるような場合、横顔に自信を持つことが難しいかもしれません。こめかみのヒアルロン酸注入によってなだらかなフェイスラインに整えることで、横顔に自信を持つことができるようになるでしょう。

また、こめかみや頬のボリュームが補われることで顔が引き締まり、実際よりも小顔に見える効果も期待できます。

ダウンタイムが短く安全性にも優れている

こめかみのヒアルロン酸注入には、ダウンタイムがほとんどありません。そのため、学校や仕事などへの影響を懸念して、なかなか施術を受けられないようなこともないでしょう。また、注入時間も10～15分程度と非常に短いため、仕事や学校の帰りにも受けていただけます。また、ヒアルロン酸はもともと皮膚や目、関節などに存在する成分であり、安全性に優れています。

加齢とともに現れるゴルゴラインは、しわの中でも目立ちやすいことから、多くの方が悩んでいるのではないでしょうか。ゴルゴラインは、ヒアルロン酸注入によって目立たなくできる可能性があります。ゴルゴラインへのヒアルロン酸注入について詳しく見ていきましょう。

ゴルゴラインとは

ゴルゴライン（ゴルゴ線）とは、目頭付近から頬の中央に沿って斜め下に伸びるしわのことです。漫画「ゴルゴ13」の主人公の頬にある線と同じであることから、このように呼ばれています。

ゴルゴラインは、生まれつき皮膚と頬の筋膜の癒着によってえくぼが生じ、ゴルゴラインが目立つことがあります。しかし、多くの場合は目の周りの筋肉や頬の筋肉が衰えて皮膚がたるむことが原因です。そのため、生まれつきゴルゴラインがない方でも、加齢とともに現れることがあります。

ほうれい線はヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンなどの減少によって肌のハリが失われて発生するものですが、ゴルゴラインは表情筋の衰えによるたるみによって発生します。

ヒアルロン酸とは

ヒアルロン酸は体内にもともと存在する天然成分で、主に皮膚、関節液、眼球などに含まれています。その特徴は透明なジェル状の物質であり、非動物由来で安全性が高いことが特徴的です。特に皮膚においては、ヒアルロン酸は水分をたっぷりと保持し、肌のハリや弾力を保つ役割を果たしています。加齢とともに体内のヒアルロン酸の量は減少していきますが、ヒアルロン酸注入によってこれを補充することが可能です。

注入したヒアルロン酸は時間経過によって体内に吸収されるため、万一仕上がりに満足できなかったとしても、修正手術の必要はありません。すぐに改善したい場合は、ヒアルロン酸を分解する成分を注入することで、元の状態へ戻すことができます。

ヒアルロン酸注入でゴルゴラインを改善

ゴルゴラインを目立たなくする治療法として一般的なのが、ヒアルロン酸注入です。ゴルゴラインにヒアルロン酸を少量ずつ注入することで、溝をふっくらとさせて目立たなくします。ゴルゴラインは実年齢よりも老けて見える原因のため、ヒアルロン酸注入によって若々しい印象を取り戻すことができます。

ただし、注入量が少なすぎると効果が実感しにくく、反対に注入量が多すぎると膨らみすぎて不自然な印象になります。当院では、1人ひとりの顔の状態を詳細に確認し、患者様に適した注入部位と注入量を見極めております。

マリオネットラインにヒアルロン酸注入を行うことで、口元の年齢サインが改善し、若々しい印象を取り戻すことができます。まずは、マリオネットラインへのヒアルロン酸注入の特徴について詳しく見ていきましょう。

マリオネットラインとは

マリオネットラインとは、加齢によって生じる口もとのしわのことです。腹話術人形の口元のラインに似ていることから、マリオネットラインと呼ばれています。皮膚が柔らかい方は重力によって皮膚と脂肪がたるみやすく、頬やフェイスラインの皮膚がしわを作ることで、口元に影を落とすようなラインが形成されます。

若い頃は靭帯に弾力があるため、皮膚や脂肪をしっかりと支えています。しかし、加齢とともに弾力が低下すると、皮膚や脂肪を支えられなくなってたるみが生じるのです。

ヒアルロン酸注入でマリオネットラインを改善

ヒアルロン酸注入は、マリオネットラインを改善する効果的な方法です。ヒアルロン酸をマリオネットラインに注入すると、皮膚が盛り上がることで溝が目立たなくなります。

施術時間も短く、注入後に少しずつ効果が現れ始め、1～3週間程度で肌になじみます。

ほうれい線は加齢とともに現れるため、多くの方が悩んでいます。ヒアルロン酸注入を受けることでほうれい線が目立たなくなり、若々しい印象を取り戻せるでしょう。ほうれい線へのヒアルロン酸注入の特徴について詳しく解説します。

ほうれい線とは

ほうれい線は、小鼻の両側から始まってあごまで伸びているしわです。笑ったときに頬にできるしわとして知られていますが、原因は笑うことではありません。主に30代以降から笑っていないときにも現れるようになり、次第に深くなっていくのが特徴です。

ほうれい線は、骨格や筋肉の影響によって生じた溝です。そのため、20代の方にも見られることがあります。骨格の形や筋肉のつき方には個人差があるため、ほうれい線が現れる時期や深さもさまざまです。

一方、しわは肌のハリが失われてたるむことで皮膚がよれたものです。肌の脂肪は、コラーゲンやエラスチンなどのハリを保つ成分と、表情筋によって支えられています。しかし、年齢とともに肌のハリが減少したり、紫外線や乾燥などの影響でダメージを受けたりすると、肌がたるんでしわができるのです。

ほうれい線もしわと同じく、コラーゲンやエラスチン、表情筋などが関連しているため、スキンケアや紫外線対策などで対処できます。しかしながら、ほうれい線もしわも、どれだけセルフケアを続けてもいずれは現れるため、現れたときにいかに対策するかが重要です。

ヒアルロン酸注入でほうれい線を改善

ヒアルロン酸注入は、ほうれい線の改善に効果的な治療法として広く普及しています。加齢による肌のハリやボリュームの減少、表情筋の衰えなどが原因で深くなったほうれい線の深層にボリュームを与えることで、溝を目立たなくします。

ほうれい線が目立たなくなるとメリハリのある顔立ちとなり、若々しい印象を取り戻すことができます。

ヒアルロン酸を注入することでボリュームが増し、鼻を高くすることができます。ヒアルロン酸は透明なジェル状の製剤で、注入すると体内にもともとあったヒアルロン酸と結びつき、注入部位をふっくらさせます。施術直後から注入した分ボリュームアップするため、すぐに効果が実感できるのも特徴です。
また、ヒアルロン酸の注入部位によっては鼻を高くするだけでなく、鼻筋を通したりわし鼻を改善したりとさまざまな効果が期待できます。鼻の形を整えたい方、鼻が低くのっぺりとしたお顔にコンプレックスのある方、手術には抵抗があるので手軽に受けてみたい方には鼻のヒアルロン酸注射がおすすめです。

鼻を高くする・鼻筋を通す・鷲鼻を改善する方法

鼻のヒアルロン酸注射は、注入部位や注入量によってさまざまなお悩みに対応できます。ここでは、鼻を高くする方法・鼻筋を通す方法・わし鼻を改善する方法についてお伝えします。

鼻を高くする・鼻筋を通す

鼻が低く見える原因の一つに、鼻根部（目と目の間）が低いということが挙げられます。また、鼻根部から鼻先にかけてカーブを描いているのも鼻が低く見える原因の一つです。
一般的に鼻筋の通ったお顔といわれるのは、目と眉毛の間から鼻先まで直線になっている鼻です。鼻根部から鼻先までカーブを描いている鼻の場合は、まっすぐになるようヒアルロン酸を注入していきます。
なお、お一人おひとり理想の鼻の高さは異なりますので、注入部位は細かく決めることが重要です。例えば、欧米人のような高い鼻を希望される場合、鼻の上のほうからヒアルロン酸を注入します。しかし、むやみに鼻を高くすると鼻だけが悪目立ちしてしまい、お顔全体のバランスが悪くなってしまいます。そのため、ヒアルロン酸をどの程度注入するかはじっくりと検討する必要があるのです。

わし鼻を改善する

わし鼻は鼻の中央が盛り上がっている状態のことを指します。鼻の中央が緩やかなカーブを描いて前方に突出しており、わしのクチバシの形に似ていることからわし鼻と呼ばれます。盛り上がっている部分の上部にヒアルロン酸を注入することで盛り上がりを目立ちにくくし、鼻筋を直線状に近づけることが可能です。

自然な仕上がりに近づける

ヒアルロン酸はジェル状の製剤のため、注入しても劇的な変化があるわけではなく、どちらかというと自然な仕上がりになります。見た目も触り心地も違和感がないため、大きな変化を求める方よりも、少しだけ変化が欲しい方や初めて美容整形を受けられる方におすすめです。
また、ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分のため、注入しても一定期間が経つと吸収されてしまいます。効果の持続期間に限りがあるのはデメリットとも捉えられますが、体に異物を残したくない方や、まずは一度施術を受けてみたいといった方にとってはメリットといえます。個人差があるものの、効果の持続期間は半年〜1年程度です。

シリコンプロテーゼによる隆鼻術との違い

鼻を高くする方法には、ヒアルロン酸注射の他にもプロテーゼによる施術があります。ヒアルロン酸注射は施術時間が短くダウンタイムもほとんどないため比較的手軽に受けられる施術ですが、効果は半年〜1年ほどで消失します。そのため、繰り返し施術を受ける必要があるのです。対してプロテーゼは、鼻の穴の中を切開してシリコンプロテーゼ（人工軟骨）を挿入し、鼻筋をスッと通します。プロテーゼを抜かない限り効果が持続するため、何度も施術を受ける必要がありません。ただし、長期間の効果が期待できる分、ヒアルロン酸注射に比べると施術時間やダウンタイムが長くなってしまいます。
どちらの施術が良いか迷っている方は、まずはヒアルロン酸注射を受けてみるのもよいでしょう。一度ヒアルロン酸注射の効果を実感してから、ヒアルロン酸注射を継続するのか、プロテーゼを受けてみるのか判断するのがおすすめです。